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会議録




平成12年6月 第253回 定例奈良県議会 会議録



〜再質問〜



 数点にわたり、質問というよりは要望と申しますか意見を述べさせていただきたいと思います。

 福祉の関係で、いぶし銀のような民生委員の方々の活動やら福祉協議会の方々の仕事というのは、あまり目立たないですけれども、非常に大切な政治の分野であろうと思うんです。 今まで社会福祉協議会の方々がケアされていたものが、介護保険制度になって、随分と小さな町村では、人口の少ない町村では、その人数が少なくなってしまっている。 活動に基本的に大変な状況が、既にそういう状況に至っているという現実があります。そういうことを踏まえて、必ずしも老齢の方々ばかりのケアではございませんので、 そういう意味で、その活動自体が支障をきたすということのないように、もう一度方策というか方向性をお考えいただければありがたいなというふうに思います。

 それと、小児専門病院のことでございますけれども、今の若い婦人の方々、お子さんをもうけられる方々は、それ以前にといいますか、その時点でもですが、ほとんど京都ですとか、大阪ですとか、西や北の方に向かって目が向いております。 自分の勤めておった県ですとか、府ですとか、そういうところと比較して奈良県を考えるわけでありまして、承るところによりますと、滋賀県ですとか、京都ですとか、大阪、兵庫、こちらの方には既に小児専門病院があるという現実があります。 そこと比較して奈良県、自分たちの住んでいる奈良県で小児専門病院が設置されないのはどうしてだろうかという若い方々の感想であろうと思うんです。そういう意味で、やはり奈良県も遜色ないよという形で胸を張っていただくためにはやはり、 おっしゃっておられる意味はよくわかりますし、各地域で県立の病院が対応していただいているということもよくわかるんですが、専門病院で診ていただける、そういう気持ちを若い婦人の方々に持っていただく必要も大切ではないかなと、こう思いますので、 ぜひ、今後の課題として考えようというふうにおっしゃっていただきますので、よろしくお願い申し上げます。


 道路財源に関しましては、各市町村さんも既に同じように、何とかやっぱり道路財源を確保すべきだということで、知事をはじめ県に向かって活動しておられることとも思いますし、全国的にもそういう動きはあるのではないかというふうに推察いたします。 ぜひ、我々宇陀郡の方はまだまだ整備が十分ではないという認識のもとで発言させていただいております。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。(発言する者あり)そうです。奈良県全体としてそういうことでございます。

 それから、世界に光る奈良県ということの文字でございます。やはり先ほどご説明をいただいたんですが、日本の中で光る奈良県でもないんですね。知事がお書きいただきましたのは、世界に光る奈良県と。 そういう意味では、もっと将来において奈良県がこれから何をつくろうとしているのか、何を発信しようとしているのか、その辺のところがまだよく私にはのみ込めない。過去の遺産がこういうのがありますよ、奈良県に集ってくださいと。 これは非常にそれなりに結構なことなんですが、しかしながら新しい理念の中でといいますか、グローバリゼーションという、そういう国境すらもうなくしようというか、もう既にコンピューター社会ではなくなっているという状況の中で、 奈良県の中で何が世界の中に発せられることなんだろう、先端技術大学の中ででき上がるものなんでしょうか。何かもっと具体的なリーダーシップを発揮していただいての方向性というものがあるのではないかなと、そういうふうに考えております。 いずれも私見でございまして、こういうふうなことをぜひこれからお考えいただきまして、知事としての施策の充実を図っていただきたい、こう申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



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